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肩こり、腰痛など、体が痛いというのが悩みという人は、多いと思います。
私も仕事柄、パソコンを長時間使う事が多いので、万年肩こり・腰痛に悩まされています。
ただ、痛いからといって、必要以上に休ませるのは誤っているってご存知ですか?
腰痛や肩こり、背中の痛みなど、気になる部位があるとき、体を必要以上に休ませてはいないでしょうか?
肩こりのある人から、次のような言葉をよく聞くことがあります。
「肩を回してみたけど、うまく動かないから、動かさないようにしています」
「肩こりが強くなると、体もだるくなって何もする気になりません。ひたすら部屋でのんびり過ごします」
また、腰痛・背中のこり、痛みのある人からは、
「腰に負担がかかりそうなので、なるべく体は動かさないようにしています」
「悪化しそうなので、運動は避けています」
こうした言葉の裏側には、症状を感じるうちは、「動かすと長引いてしまうのではないか」、「悪化するのではないか」という心配や不安があるようです。
特に腰痛では、体を起こすことも、歩くこともできないほどの激痛を経験したことのある人や、しつこい慢性的な痛みに悩まされ続けている人は、「腰痛恐怖症」に陥りやすい傾向にあるのだそう。
つまり、重いものを持ったり、座ったり、かがんだり…という日常的な動作でさえ、常に腰痛悪化に見舞われる不安感がつきまとい、自身で動きを制限してしまいがちです。
実際に症状があるわけですから、動作によって痛みを感じると、それを回避しようと体を休める方向へ意識が働くのは当然ではあります。
しかし、そこには落とし穴があります。
肩こり・腰痛・背中のこり、痛み ⇒
なるべく体を休めて負担をかけないという図式が必ずしも当てはまらないのです。
回復が遅いどころか、状態が悪くなってしまう可能性もあります。
体を休めて安静にするべきなのは、腰や背中にギクっと急激な痛みが走る急性痛の場合です。いわゆる「ぎっくり腰」という状態です。
この場合は、炎症が起きている可能性も考えられるため、2〜3日は患部を冷却して無理のないよう安静に過ごします。ただ、その時期が過ぎたら、多少痛みが出ていても、少しずつ動かし始めたほうが、回復が促されます。
慢性的な腰痛・背中のこり、痛み、肩こりのある人が、体をいたわりすぎて動かすことを避け続けた場合、筋肉の状態に変化が表れます。
それは「廃用性萎縮(いしゅく)」と呼ばれ、筋肉が萎縮(いしゅく)し、本来の力も発揮できず機能が低下する状態を言います。
機能が低下することで、筋肉への血流はさらに滞り、全身における筋肉の機能的なバランスも乱れ、ほかの部位に負担がかかることになり、股(こ)関節痛やひざ痛などへつながるケースもあります。さらには、見た目、姿勢の変化となって表れることも。
もっと言うと、徐々に関節の動かせる範囲も狭くなっていき、肩こり体操をしようと思っても、腕が上がりにくい、回しにくいといった問題も起こる可能性があります。
また、体を動かし筋肉の血流を促さないと、酸素も運ばれにくくなるため、痛み物質が産生されることになり、痛みを感じる機会が増えるかもしれません。
痛みを感じる機会が増えると、それが刺激となって、体が緊張を起こし、慢性的な肩こり・腰痛が悪化することがあります。
ちなみに、1週間ほど、体を動かすことを避け、筋肉を使わなかった場合、筋力が10〜20%ほど低下すると言われています。
低下すると、筋力を取り戻すためのトレーニングも、重くつらく感じやすくなり、挫折しやすくなるという人もいます。
廃用性萎縮(いしゅく)を予防するために、体を動かす際、症状が悪化するのではと恐怖感のある部位は、はじめは避けるようにし、ウォーキングなどの全身運動から始めたほうが良いとのこと。
そして、いきなりウェイトトレーニングをするのではなく、ストレッチや体操で、筋肉に刺激を入れていきます。それだけでも、低下しつつあった筋肉の機能が回復していきます。
筋肉を使わなかったせいで、やせ細ってしまった部分を戻すには、軽い負荷での筋力トレーニングが必要になりますが、すぐには効果が表れないため、焦らずコツコツと地道に行っていれば効果があるそうですよ。
やっぱり適度な運動はとても大事なんですね。
筋肉の機能低下が回復すると、関節の動く範囲も改善され、痛みも軽減されていくようになります。心理的な影響も受けるため、動かすことに怖がり過ぎないことがポイントです。