Mama通販Shop店長のいまいです。
日本に約4千万人いるといわれる高血圧患者。
脳卒中や心筋梗塞を引き起こし寝たきりの原因にもなる高血圧は、食塩の過剰摂取によるところが大きいと言われています。
高血圧予防啓発のために昨年発足した「塩を減らそうプロジェクト」(荒川規矩男(きくお)代表)では、減塩や運動による“体内減塩化”の大切さを呼びかけています。
同プロジェクトに賛同する企業・団体も増えており、減塩への取り組みが広がってきたとのこと。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、平成21年の1人当たりの食塩摂取量は1日10・7グラム。
高血圧管理のためには1日6グラム未満が望ましいとされ、現在は目標値の約2倍を摂取していることになる。ただ、しょうゆやみそなど食塩を含む調味料を使う料理が多い日本で、これ以上の減塩は難しいという声は多いんだそうです。
最近は調味料で減塩をうたう商品も増えている。従来と同じ量を使いながら減塩できるのは大きなメリット。
調味料メーカー「ヤマキ」(愛媛県伊予市)は、2年前から従来品より塩分を50%カットした「減塩だしつゆ」を製造・販売。
家庭用事業部係長の栗原伸治さんは「だしの量を20%アップし、減塩でもおいしく感じられるはず。店頭価格が従来品より約100円高く爆発的に売れるわけではないが、売り上げは順調に伸びている」と話しています。
減塩食品や減塩メニューは減塩に関心のある人には役立つが、そうでない人の減塩にはつながらない。減塩運動に成功した英国では、食品業界が主体的に減塩を実施。パンやハム、ポテトチップスなど加工食品のほとんどが以前より20〜30%減塩されたものになっており、消費者は気づかないうちに減塩できる仕組みができているそうです。
塩は食欲をそそるけれど、摂り過ぎは禁物。
食塩の過剰摂取は喫煙同様の健康リスクであることを理解することが大切ですね。
ラベル:高血圧